ぶんちゃんという猫
猫を飼っている。
とある保護猫譲渡会で私が一目惚れして15分の見学タイムのうち10分間はその子の前から離れなかった。
名前は「ぶんちゃん」。ハチワレ模様がずれて顔の模様が白黒半分半分になっていることから、半分の、「ぶん」を取った。
ぶんちゃんはエイズ持ちでうちに来た当初は毎日ステロイド剤を投与しなければならなかった。動物病院の先生には「ぶんちゃんは保護されずに自然界で生きてたら、きっと今頃亡くなっていたと思う」と言われた。
だが、うちで飼って経過を観察するうちにお薬をあげる頻度は2日に1度、週に2回、週に1回と減っていき、この間の診察ではもうお薬はあげなくていいということになった。よかったねぶんちゃん。
ぶんちゃんは賢い。呼んだらお返事しながら走ってやって来るもんね。かわいいのなんの。
こうしてぶんちゃんと仲良く過ごしていたのだが、以前の診察で「ぶんちゃん、身体を噛んだりしてない?アレルギーか何かで身体が痒いのかもしれない」と言われた。確かに観察してみると、毛づくろいのついでに横っ腹をガジガジ噛んでいた。これではいかん。安物の餌をあげていたことを反省した。
それからカルカンなどの色々な餌を試したのだが効果はなく、重い腰を上げてロイヤルカナンというとても高い餌を購入しに行った。
ロイヤルカナンをあげ始めてからのぶんちゃんは毛づくろいのしすぎによる横っ腹の薄毛も治り、体重も増えた。ロイヤルカナンには糞便の量を調節させる作用もあるそうで、食べたら食べただけ出すぶんちゃんにとってはとてもいい餌だった。
ぶんちゃんは他の猫に比べたら細っこかったのだが、こないだ計ってみたら3kgを突破していた。ちょっとふっくらしたぶんちゃん、かわいい…。
ぶんちゃん、1歳のお誕生日おめでとう(本当は9月〜10月あたり)
これからもかわいく元気に。長生きしてね。