大人になれるまで

白い円と申します

城崎温泉の思い出

一昨年のクリスマス、夫(当時は恋人)と城崎温泉に行った。

 

駅で買った御座候(今川焼き大判焼き回転焼き?)を食べながら電車に揺られ、着いたのは城崎温泉駅

 

今回泊まったのは小さな旅館。大江戸温泉に泊まろうかとも話していたが予約が取れず、この旅館に素泊まりすることにした。

 

旅館に着くとハチャメチャに活気のある女将さんに出迎えられ、浴衣に着替えた。

私は髪が黒髪のボブなので完全にこけしになってしまった。恋人は文豪のような風貌になっていた。

 

 

外湯巡りはとても楽しかった。寒い日に入る露天風呂はとても気持ちよく、溶けてお湯と一体化しそうになった。今ここでサンサーラとかヘッドライト・テールライトとか流されたら泣いちゃうだろうなと思った。

 

お湯から上がるとお決まりのコーヒー牛乳。ソフトクリームも食べちゃった。格別。

 

 

化粧水やらを入れたポーチを失くしてしまい、仕方なく近場のコンビニでお泊りセットなるもの(クレンジング・化粧水・乳液など)を買って塗ると今までにないくらい肌がモッチモチになってしまった。

 

 

外湯巡りを堪能し、そろそろ晩御飯食べるところ探そうか〜なんて話していると、とある温泉の前でタバコを吸っていた男性が突然

 

「こんなことある?!」

 

と叫んだ。

 

え、何。誰?と目をやるとそこに立っていたのは私の兄とその彼女(のちの義姉)だった。

お互いクリスマスにカップルで城崎に行くなんて…これが’’’血’’’か……。それにしてもそんなことある?

 

 

晩御飯は閉店間際の海鮮料理のお店に入って、恋人はカニエビ丼、私はブリ丼を食べた。蟹味噌の小鉢は半分こ。とても美味しかった。蟹味噌とビールのコンボは最高でニッコニコになってしまった。

その日は旅館で宴vol.2を楽しんでお布団で寝た。

 

 

翌朝、旅行にしては早い時間に起きて朝風呂に入りに行った。ある温泉の露天風呂に入ると見覚えのある女性がお湯に浸かっていた。な、なんと大学時代の怖い先輩。。そそくさと逃げるようにして温泉をあとにしたのだった。

 

 

そうこうしているうちにそろそろ帰る時間。PUFFYの「カニ食べ行こう〜」が流れる駅から電車に乗り、ちょっとしんみりしながらの帰路。途中下車した際に食べたパン屋のフライドチキン(クリスマスだったから特別に置いてたのかな)が忘れられない。買い食いの思い出ってなぜか色濃く記憶に残る。

 

 

城崎の旅は楽しかった。また行きたいな。