大人になれるまで

白い円と申します

存在感ってなに

「存在感が薄い」  「あっ、そこにおったんや…」

 

 

言われ慣れすぎてしまったセリフだ。言われ始めたのは小学生の頃だったので、幼い頃から存在感が薄い人間だったんだと思う。実際学校に大幅に遅刻して行ってもいなかったことすら気付かれなかったこともある。友達が少ないせいというものあるが…

 

いてもいなくても気付かれない。荷物は多いし身体の横幅は大きい方なのに…質量的な問題ではないのか。多分人間的に大事な部分が大きく欠けているからこんなことを言われ続けるんだろう。人間性の薄っぺらさがそのまま人としてのオーラとして滲み出ているんだと感じている。

 

 

駅で、スーパーの通路で、喫煙所で、声をかけられることがごくたまにある。その度「オイラのことが見えるのかい…?」という気持ちになってしまう

 

ひとの人生に色濃く出演していると感じられた時なんかはなんだか嬉しくなる。良い形で出演できていたらの話だが…。

 

 

私のことが見える人、本当にありがとう。